北アルプス 立山・剱
〔室堂〜一ノ越〜雄山〜大汝山〜富士折立〜別山〜剱沢〜剱岳〜剱沢〜室堂乗越〜雷鳥沢〜室堂〕

2005年8月5日(金)〜7日(日):晴/曇一時雨
参加者            :上柳・稲村



登る山、登った山の歴史的背景とかを知るのもいいかもしれません。
そもそも自分が、新田次郎や吉村昭の本を読み始めて”山”に興味を持ったという経緯もありますが。

下の廊下や、今回の剱なんかはその典型ですね。(下の廊下=高熱隧道、剱岳=点の記)
剱岳開山の記録を、小説として見事にまとめているのが、新田次郎著の「剱岳・点の記」です。

剣岳新田次郎著「剣岳・点の記」  高熱隧道改版吉村昭著「高熱隧道 改版」


8月5日(金)

早朝、魚津駅で待ち合わせ後、登山口である立山駅に向かう。
立山駅周辺の無料駐車場に駐車後、ケーブルカー(立山駅〜美女平駅)、バス(美女平駅〜室堂駅)にて移動。所要時間約1時間、片道4190円。(高い・・・)

室堂のターミナルを出て、玉殿の湧き水をくみ、出発。目の前にそびえる雄山と浄土山のコル・一ノ越に向かう。

 

2〜3ヶ所残雪の雪渓をトラバースする場所もあるが、特に問題なし。
いきなりの標高2700mでやや苦しい面もあるが、石畳に整備されたルートもあり、あっさりと一ノ越の小屋に到着。

 

一ノ越の小屋は室堂周辺のハイキングをする人/浄土山を経由してくる人/これから五色ヶ原に向かう人/立山3山を縦走する人等でごった返し。

   

軽い休憩後、雄山の頂上を目指す。ようやく登山道らしくなってきたが、距離が短いこともあり、ここもあっさりと頂上に到着。
(ここ2〜3年、どうも休憩の時間がどんどん短くなってきているような気がする。昔は平気で2〜30分休んでいたのだが、最近は10分休むと充分になってしまった。
登山的にはいいことなのだが、早くテン場に着きすぎて、暇をもてあそぶ結果に・・・)

 

雄山の頂上には神社があるのだが、頂上の手前5mからは、なんと「有料」部分らしい。キッチリ商売してますなぁ。
神主さんのような方がいて、ちゃんとお祓いをしてくれるのだが。
それと、ここで巫女さんのバイトをしている方は、毎朝どこからやってきて、どこに寝泊りしているのだろう・・・

 

神社にてお守りを買い、立山の最高峰・大汝山、富士の折立に向かって出発する。
ここから先は人数も減って、ようやく山歩きの雰囲気らしくなってくる。天気は晴れ。初日から絶好の登山日和。

別山のピークは当然のように巻き、本日のテン場・剱沢を目指す。
ピークの巻き道の分岐からはおよそ30分程度で剱沢に到着。いい加減な管理っぽく、何泊しようと500円/1人らしい。
ただ、サイトは砂地で水はけの良いテン場で、目の前には剱岳がそびえる、なかなかのキャンプ場。水場もトイレもきちんと整備されてる。
恐らく毎日多くの登山客が来て、とても張数まで管理できないのだろう・・・

一日目

到着

出発

室堂

8:25

一ノ越山荘

9:15

9:30

雄山

10:15

10:35

富士ノ折立

11:05

11:20

真砂乗越

12:15

12:35

剱沢キャンプ場

13:25

歩行時間

3:50

休憩時間

1:50


8月6日(土)

3時半に起床。空は満点の星空で天の川もハッキリ見える・・・と思う。コンタクトレンズを外していたので良く見えない・・・。
手早く朝食をすませ、4時半に出発。往復5時間強ではあるが、混雑が予想されるので早めに出ようと思ったのだが、
4時過ぎにはすでに小屋やテン場から数多く出発組がいる模様で、ちょっと出遅れた感じ。  

剱沢キャンプ場から雪渓を3ヶ所トラバース(たいしたことない)し、20分ほどで剱山荘へ。
ここからは登りとなり、一服剱までを登りきる。途中、後立山から朝陽が昇る。

朝陽が登り陽が差すと同時に風が出はじめるのが良くわかる。と同時に雲も湧き出し、だんだんガスっぽくなる。

 

一服剱から一旦50mほど下降し、今度は一気に200mくらい登る。かなり急でガレたルート。
岩場や鎖場が出てくるころになると、とうとう渋滞が発生。(この後、ピークまでずっと渋滞だった)
ウワサの「カニのタテバイ」は特に難所というほどでもなく、むしろそれ以前の(あまり整備されてない)前剱への登りのほうが危ない気がする。

 

前剱から頂上まではずっとガスが出ていたのだが、ピーク手前になってようやく晴れてくる。
直前にはブロッケン現象も出現〜

 

狭いピークは多くの登山客で超混雑・・・
写真だけ撮ってそそくさと退散する。(なにやら午後から雷雨とも情報もあったので)

 

帰り道の鎖場はカニのヨコバイ。といってもたいしたことは無い。最初の1歩目の足場がつかみにくいだけ。
ステップしてしまえば問題ない。鎖場の次はハシゴが出てくるが、しっかりした新しいハシゴだった。

 

むしろ怖いのは前剱から一服剱までのガレた岩場。落石多発地点っぽい。
鎖場を抜けてほっとしてると、思わぬ事故がおきそうな予感。気をつけられたし。

 

一服剣を抜ければ、あとはなだらかな下りで剱山荘へ。ビールが・・・
ここからは再び雪渓を2〜3ヶ所トラバースし、剱沢へ戻る。

二日目

到着

出発

剱沢キャンプ場

4:40

前剱

6:15

6:30

剱岳

8:00

8:05

前剱手前

8:55

9:15

一服剱

10:05

10:15

剱沢キャンプ場

11:05

歩行時間

5:35

休憩時間

0:50


8月7日(日)

昨夜は夜の8時くらいからゴロゴロと鳴り出し、雨も落ち始める。
下山後にわかったことだが、すぐ麓の魚津市では電車に落雷で火災になったほどらしい。
山の上では雨も雷もたいしたこと無かったのだが。

起床は3時。雨も上がり、またもや満天の星空、、、っぽい。目が悪くてよーわからんw

テントをたたみ、室堂に向け5時前に出発。室堂乗越に向け登り始める。
剱御前小屋には30分ほどで到着。コースタイム(1時間)はやや大げさ。ここでご来光を拝む。

 

小屋からは雷鳥坂を一気に下る。1時間ほどで雷鳥沢のキャンプ場に到着する。
室堂ターミナルが近いこともあり、ほとんど下界のオートキャンプ場と変わりなし。
コールマンのファミリー向けテントとかあるし。

 

ここから地獄谷を経て室堂へ向かう。
地獄谷は本当に硫黄臭い。咽るし、目は痛いし、喉も痛い。
登山中にここを通るのは、本当にキビしいと思う。むしろ危険。

 

地獄谷を過ぎると、次は鬼のような階段地獄・・・というわけではないが、かなりきつい。
登りきるとミクリガ池。そして室堂ターミナルへ・・・。

 

シーズン中の日曜日ということもあり、美女平駅・立山駅のケーブルカーは混雑。
9時半過ぎに無事、立山駅に降り立ち、車で吉峰温泉(ゆーらんど)に浸かった後、帰宅。

三日目

到着

出発

剱沢キャンプ場

5:05

剣御前

5:45

5:50

雷鳥沢キャンプ場

6:45

7:00

室堂

7:45

歩行時間

2:20

休憩時間

0:20

合計歩行時間

11:45

合計休憩時間

3:00